藩政末期の浄土真宗禁制の頃、地域の人々によって密かに守られ、その信仰の火を灯し続けていたのが花尾の隠れ念仏洞です。
木々に囲まれた山道を登って行くと少し開けたところに岩穴があり、その岩穴の奥で人目につかぬよう念仏行を行なっていたとされています。
周囲は静かな深い緑に囲まれており、その静謐な空気の中で人々の営みに想いを馳せるひとときをお過ごしいただけます。